開花した人
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イギリス留学を決意させた、OL時代の苦い経験


恵比寿にあるサロン「Xlang」のオーナー・有藤文香さん。
彼女は、独自のメソッドで個人の体質を詳細に見極め、体質に合わせた精油でトリートメントを行います。今ではファンの多い人気セラピストですが、以前はまったく違う業界で営業職をしていたと話します。
「大学卒業後は、一般企業に就職しました。営業職はやりがいのある仕事ですが、多忙のため体調を崩しがちでした。体調だけでなく、体型も激変。何気ない動作でスーツが“ピリッ”と破れるほど、激太りしてしまいました(笑)」
そんな有藤さんを常に気にかけてくれたのは、実家のお母さまだったそうです。
「母からアドバイスをもらい、普段の食事や生活習慣を根本から見直しました。すると、徐々に復調して、体重も元に戻ったんです」
この経験から、ヘルスケアやセルフメンテナンスに興味を持ちはじめたといいます。
「趣味の範囲で、アロマやマッサージについて学んだり、サロンに足繁く通いました。知れば知るほど、本格的に学びたくて居ても立ってもいられなくなり、退職を決意し、1年間イギリスに留学しました」
自分の思いを再確認した、一冊目の著書が転機に


自分の思いを再確認した、
一冊目の著書が転機に
イギリス留学中は、アロマやヘッドマッサージのほか、栄養学などを履修。「日本にはない知識を持ち帰って伝えたい」と、必死に学んだと話します。
「帰国後は、イギリスで学んだ知識をどう伝えようか思案していました。まずは、島根県の実家の一角で、アロマサロンをはじめました。あの頃は、自分のスタイルを懸命に模索していたと思います」
その後、都内で、とある店舗の一角を間借してサロンを開くことに。そこで、有藤さんにとって転機となる出来事が訪れます。
「幅広い年代のお客さまと接し、自分の施術にも手応えを感じ始めた頃に、あるお客様から思いがけないお話をいただいたんです。『(自分の技術を)もっと広めたいなら、本を出しませんか?』と」
有藤さんは快諾し、1冊目の著書を上梓。「本の執筆が自信につながった」と、当時を振り返ります。
「考えていたことや実践してきたことを言葉に著したことで、より自分の思いが明確になりました。読者の方から『試してみました』という反響もいただき、本当にうれしかったですね。本を出したことが、わたしの人生の転機だと思います」
その後、28歳で自身の肩書きを“中医アロマセラピスト”と謳い、新たなステージを歩みはじめました。
仕事の活力は、子どもと一緒に過ごす時間


仕事の活力は、
子どもと一緒に過ごす時間
現在、経営者・セラピスト・3歳の娘の母として、ますます多忙な日々を送る有藤さん。晴れやかな笑顔と艶めく肌からその充実ぶりが伺えますが、毎日をいきいきと過ごす秘訣を聞きました。
「心がけていることは3つあります。まずは、“出し惜しみをしないこと”。他人のためにも自分のためにも、やれることには全力を尽くします。そして“丁寧に生きること”。どんなことも慣れると雑になりがちですが、慣れていることほど丁寧に取り組むようにしています。最後は、“人生を味わい尽くすこと”。友人とおいしいものを食べたり、スパでのんびり過ごしたり、自分の人生を楽しむことも大事にしています。でも一番充電できるのは、子どもと一緒にパンを焼く時間や、洗濯物を干す時間かもしれません」と、優しい母の顔も覗かせました。
今後は、著書が翻訳されている中国、台湾、香港などのアジア圏を足がかりに、海外へも活躍の場を広めたいとのこと。有藤さんがひたむきに追求してきた独自のメソッドが、世界各地へ羽ばたくことを願います。
「著書に自分の考えを著したことが、
自信になりました」


あなたにとって
「美しさ」とはなんですか?
心と体が健康な状態
「体の外だけでなく、内側も健康でリラックスしている方は美しいと思います。
わたし自身も、心と体が健康な状態を心がけています」
あなたが好きな花はなんですか?
シャクヤク
「シャクヤクは、女性を美しくする花。
華やかさで品のある、包み込んでくれるような香りも好きですね」
肌のお手入れ方法のポイントは?
週1回の頭皮マッサージです。
「頭皮を健やかに保つため、定期的にお手入れを行っています」
「日焼けした肌も、やさしく守ってくれます。インフィオレらしい、艶やかな香りも大好きです。
リピートするほど気に入っています!」
ソヴァタージュ ケア セラム コンセントレN