2020.03.10
オーガニックコスメとの出会い


オーガニックコスメとの出会い

美容家&オーガニックスペシャリストの吉川千明さんに
オーガニックなライフスタイルの魅力を全5回で語っていただきます。
今回は、吉川さんがオーガニックコスメと出会った頃のお話を伺います。
コスメを試しすぎて、肌がぼろぼろだった20年前
はじめまして、吉川千明です。わたしはもう20年以上、オーガニックコスメに親しんでいます。 今回は、オーガニックコスメに出会った頃のお話をいたしますね。
実はわたし、20代の頃からアンチエイジングをするような、コスメフリークでした。 あの頃は、美容関係の職業柄もあり、年齢に不相応なリッチなコスメも試していましたね。 とにかくコスメが大好き! でも、いろいろなコスメを使いすぎて、肌の調子が悪くなってしまいました。 なんだか、今とは真逆ですね(笑)。それが、23、4年前のことです。

その頃、こめかみ周辺に出るニキビが悩みでした。どんなコスメを使っても良くならない…。コスメに対して不信感を持っていたので、無香料・無着色のお水のようなコスメを使い、最終的には抗生物質に頼ります。ある時、いつものように病院へ取りに行くと、「今は、薬をお渡しできません」と告げられます。妊娠していたのです。その時に初めて、薬はもらえなくなるものだと知り、愕然としました。
“元気な自分”に変えてくれた、オーガニックコスメ
薬が使えず途方に暮れていた時、偶然、オーガニックコスメに出会いました。20年前の日本ですから、オーガニックコスメはとても珍しいもの。情報がないので「つけられればいいかな…」と思い使ってみました。
使ってみてまず感じたのは、バラなど花由来のエッセンシャルオイルのいい香り。無香料・無着色派だったこともあり、気分が高揚したことを覚えています。使用感もとてもよく、むしろ、肌に赤みが差すようないい変化を感じました。 長い間、コスメを「つけられるか、つけられないか」という基準で選んでいましたが、オーガニックコスメを使った後の鏡には“元気になった自分”が映っていたのです。
「世の中に、こんなにいいものがあるんだ…」。衝撃的な出会いでした。
人間は心と体が常にくっついて、いろいろな要素が複雑に絡み合っている存在ですよね。心にストレスがあると体や肌の調子が悪くなり、体の調子が悪いと心や肌もダメージを受けます。オーガニックコスメは、そんな私たちの悩みにさまざまな力でアプローチします。植物の生命力を凝縮したエキスは肌へダイレクトに働きかけ、花から抽出したエッセンシャルオイルの香りは、脳を癒やして疲れた体や肌を労ります。今思うと、こめかみのニキビは体の不調やストレスの表れだったのかもしれません。きっと、オーガニックコスメは私に合っているのでしょうね。愛用してからは、不調に悩まされることがなくなりました。
衝撃的な出会いから20数年。わたしは、そんなオーガニックコスメに魅了され続けています。
